国鉄特急


<本州>

おき 〔OKI〕 DC特急       2008年10月06日更新  2012年6月10日更新(写真追加)

 大阪と出雲方面を伯備線経由で結んでいたDC特急、このおきは新幹線岡山開業を目前に控えた1971年4月26日に新設され、運転区間は新大阪〜出雲市間で、東海道、山陽本線で西に向い、倉敷で伯備線に入り、米子を経て山陰本線で出雲市まで達していました。しかしながら、新設から1年も経たない1972年3月15日に新幹線岡山開業時に運転区間が岡山〜出雲市間に短縮され、なおかつ愛称名がやくもに変更されたため廃止になってしまいました。

 車両は当時新鋭の181系が使用されていました。おきは1975年3月の新幹線博多開業時に小郡連絡で米子、鳥取に山口線経由で向かうDC特急として復活しましたが、車両的には80系が使用され格下げとなり、その後1976年10月には181系おきが復活しました。2001年7月には、このおきも187系の登場によりスーパーおきに愛称が変更になり消滅しました。

 写真は大阪駅で撮影したおき、1971年に撮影、私が鉄道を撮影した最も古いネガに入っていました。当時小学生で、おきがすぐに無くなる事は全く知りませんでした。181系を見たのはこの時が始めてで、天井に並ぶ冷却フィンが不思議に思われました。

Fh000073.jpg (30049 バイト)特急<おき>181系 大阪駅にて 1971年撮影

 写真は、小郡駅に停車する山陽新幹線連絡になった後のDC特急おきです。車両は、181系キハ181-15、1977年3月、小郡駅にて、この頃は80系から再び181系に戻っていました。Toyoshima様が撮影された貴重な写真を掲載しています。

oki01-k.JPG (184390 バイト) 特急<おき>181系 小郡駅にて 1977年3月 Toyoshima様撮影

 写真は、同じく小郡駅に停車するDC特急おきです。車両は、181系キハ181-7、1977年3月、小郡駅にて、Toyoshima様が撮影された貴重な写真を掲載しています。この頃の編成は6両編成でした。

oki2-k.JPG (257623 バイト) 特急<おき>181系 小郡駅にて 1977年3月 Toyoshima様撮影

 写真は、時代は下って、京阪神から遠く離れ、山口線経由で小郡〜米子、鳥取間を結んで頃のおきです。車両は80系から再び181系に戻っていました。1984年3月4日に、益田駅にて、下の写真は津和野〜青野山間にて、のんびりした風景の中を走るおきです。いずれもデジアナ様が撮影した写真を掲載しています。

840304-oki-01.jpg (68320 バイト)益田駅を出発する特急<おき>181系  1984年3月4日デジアナ様撮影

840311-oki-02.jpg (54138 バイト)津和野駅を出発する特急<おき>181系  1984年3月11日デジアナ様撮影

 写真は、181系絵入りマーク、廃止直前のおきです。山陰本線、出雲市〜西出雲間の神戸(かんど)鉄橋にて2001年6月3日に、デジアナ様が撮影された写真を掲載しています。

20010603-oki.jpg (48985 バイト)特急<おき>181系 出雲市〜西出雲間にて 2001年6月3日デジアナ様撮影

 写真は、新型振子式特急用気動車187系のスーパーおきです。2008年8月新山口駅(旧小郡駅)にて、デジアナ様が撮影された写真を掲載しています。現在スーパーおきは山口線経由で、新山口〜鳥取、米子間を結んでいます。

oki.JPG (179241 バイト)特急<スーパーおき>187系 新山口駅にて 2008年8月 デジアナ様撮影

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