栄光の国鉄急行列車

2008年6月30日新設  2012年10月8日更新


<北陸路の急行>

日本海〔NIHONKAI〕 PC急行  

 大阪と北海道を連絡していた伝統急行。運転区間は大阪〜青森間で、運転経路は日本海縦貫線(東海道本線、北陸本線、信越本線、羽越、奥羽本線)で日本海側を縦断し、青森に達していました。当時は、大阪から青函連絡船を介して北海道へ向かう唯一の直通優等列車として、知られたいました。大阪〜青森間の急行は、戦前にも存在し、戦後は1947年7月5日の改正で、507レ、508レとして復活、1950年11月8日には、日本海縦貫線をひたすら北へ向かう列車として相応しい日本海と命名されました。

 急行日本海は1968年(43年)10月の改正では、20系ブルートレインによる寝台特急日本海に格上げされ、急行としては、きたぐにに名前を譲りました。

 写真は、青森駅で出発を待つDF50牽引の急行日本海です。牽引機はDF50567、列車は上り502レ、1963年4月に青森駅にて、Takazawa様が撮影された貴重な写真を掲載しています。この頃、青森からの牽引は、DF50が使われていました。資料では青森からの編成は9両編成で、大阪側にはオユ10が連結されていました。

nihonkai50567.jpg (42750 バイト) 急行<日本海>DF50567 青森駅 1963年4月 Takazawa様撮影

nihonkai505672.jpg (42530 バイト) 急行<日本海>DF50567 青森駅 1963年4月 Takazawa様撮影

 写真は、青森駅で出発を待つ上りDF50牽引の急行日本海です。牽引機はDF50539、列車は上り502レ、1963年4月に青森駅にてTakazawa様が撮影された貴重な写真を掲載しています。DF50は電気式ディーゼル機関車で500番台は、MAN社(ドイツ)製のエンジンが使われていました。

nihonkai50539.jpg (36260 バイト) 急行<日本海>DF50539 青森駅 1963年4月 Takazawa様撮影

 写真は、奥羽本線、ニツ井駅で交換する下りDF50牽引急行日本海です。牽引機はDF50508、列車は下り501レ、1963年3月にニツ井駅にてTakazawa様が上り列車440レから撮影された貴重な写真を掲載しています。

nihonkai50508.jpg (39812 バイト) 急行<日本海>DF50508 二ツ井駅にて 1963年3月 Takazawa様撮影

  下の写真は、こーちゃん様が撮影されて1968年8月頃の急行日本海です。特急に格上げされる前の貴重な写真で、写真では、寝台がA,B寝台になる前の2等寝台の表示が見られます。又車両は、手前の2号車がスロ62、奥3号車が2等寝台車スハネ16と思われます。青森〜大阪間約22時間の長旅を終えた乗客が列車から降りてきます。

1-05.jpg (33312 バイト) 急行<日本海> 大阪駅 1968年 こーちゃん様撮影

 当時は、14両編成で、座席車ハ、ロ、寝台車ロネ、ハネ、食堂車シの混成で、12〜14号車は新潟まで、11号車は秋田までとなっていました。

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