栄光の国鉄急行列車

2008年10月19日新設


<四国の急行>

むろと〔MUROTO〕 DC急行

 国鉄時代、宇高連絡船の四国の起点、高松駅からは、各地へ向かう気動車急行が、ひっきり無しに、発着していましたが、このむろとは、徳島県の牟岐線の終着駅まで向かう列車で、どちらかというとローカル色の強い急行でした。

 急行むろとは、高徳本線、牟岐線で、四国の南東部、徳島県の阿南地方の牟岐駅まで結んでいた急行で、高松〜牟岐間の気動車準急むろととして、1962年7月16日に、新設され、1966年3月5日には、急行むろとに格上げされました。1968年3月10日の改正では、5往復となり、全盛となりましたが、1970年10月改正では、3往復となり、この状態が長く続きました。又1973年10月には、運転区間が一部に列車が、牟岐線の延長区間、海部まで普通列車として乗り入れました。

 写真は高松駅で出発を待つ、急行むろとです。車両は、キハ58 137、1980年頃撮影、高徳本線の列車は、高松駅でも一番端の1番のりばから発着し、編成も短く、他の本線に比べると見劣りする感じがしました。

 FH000085.jpg (46966 バイト)急行<むろと>キハ58 176 高松駅にて 1980年頃

 写真は、同列車の前側の編成です。3両編成で、資料では前からキハ28+キハ28+キハ58です。

FH000084.jpg (56659 バイト) 急行<むろと>キハ28  高松駅にて 1980年頃

 急行むろとは、JR化後も2往復が存在しましたが、高徳線(JR化後高徳本線→高徳線に改称)に初のDC特急うずしおが新設された1988年4月1日に、列車名が阿波に変更され、急行むろととしては、廃止されました。

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